散るろぐ

こころふるえる感情メディア

ブログランナー

目の前のディスプレイには、もの凄いスピードで記事が流れていく。話題も次から次へと消化されていくから、僕もペースを合わせてブログを更新する。内容は薄く、そして浅く。

人々は流れゆく情報の取捨に忙しくて、タイトルを眺めただけで、自分好みの情報を拾っていく。その流れに僕は派手な疑似餌をつけて必死に竿をさす。ひとが食いつくのを待っている。

それは記事のクオリティーを下げた。どうやら僕の「人」としてのクオリティーも同じように下がったらしい。ライフハックとお手軽レシピ。退屈で顔の無いブックマーカーたち。

まだ、ちきりんが生きていたころのインターネットは知的興奮にあふれていた。それはありふれたライフハックなんかじゃなくて、生きた智慧だった。体験から得た智慧を、匿名でなら話してもいいよ…。そんな記事にいくつも出会ったような気がする。

インターネットは変わった。

なにがどう変わったのか、うまく説明できないけれど、混沌の中の秩序と、秩序の中の混沌では、前者の方が圧倒的に平和だった。

あのころ、輝いていたアイコンたちは、その感度の鋭さゆえに、早々に姿を消したのだろう。僕も今なら、彼らの落胆がわかる。ひさしぶりにこの世界に戻ってきて、呼吸しているけれど、息苦しい。

だけど希望はある。

YouTubeでは、世界中の優れた音楽が聴ける。古今東西、あらゆるジャンルの一流がクリックひとつで届く。これだけは本物だ。歌を奪われたら命を落とす本物のアーティストだけが奏でる音色が。

僕は、他になにも要らないかもしれない。突きつめて考えれば、音楽だけは、何時間きいていても、永遠に新しい発見がある。ほかになにがいるだろう。

それだけで十分だろ。










YUKIかわいいヽ(´ー`)ノ