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クロールでラクに速く泳ぐ方法

こんちは。また会いましたね。ライターのチルドです。

水泳をはじめて、かれこれ5年くらい毎日泳いでいます。現在の泳力は、クロールなら100メートルを1分20秒、1000メートルを17分ほどで泳げるようになりました。

おかげで、僕がひとりで優雅に泳いでいると、ときどき泳ぎ方などを聞かれるんですよね。詳しく説明してあげたいのですが、プールサイドではなかな時間がとれません。

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そこで今回は「クロールでラクに速く泳ぐ方法」を解説したいと思います。ちなみに僕は大人になって(35歳)から泳ぎを覚えたので、普通の水泳コーチとはちょっと違うかもしれません。

どちらが正しいというのことはありませんので、参考までにご活用くださいませ。


水泳コーチは「体幹」が大好き

「体幹」は「たいかん」と読みます。水泳のコーチはとにかく体幹が大好きです。必ず一度は聞いたことがあると思います。

ところで「体幹」ってなに?

という話ですよね。

体幹とは、からだの胴体の部分です。お腹と背中、それから脇腹のところです。

よく足が沈んで下半身が抵抗になっていると言われますよね。それを修正するのが体幹の役目です。


まずは、体幹を意識して(お腹と背中に力を入れて)足が下がらないように気をつけます。

また、下半身は左右への曲がり(ブレ)もあります。からだが直線ではなく、くの字に曲がってしまうと、それも抵抗になってしまいます。このブレも体幹を意識して(脇腹に力を入れて)まっすぐに維持します。

つまり「体幹を使う」とは、腹筋、背筋、脇腹の力で下半身をまっすぐに保つという意味なのです。この曲がりやブレを抑えることで、劇的に、速くラクに泳げるようになります。


クロールの基本は「けのび」

「けのび」というのはスタートするとき壁を蹴ってまえへ進むことです。泳ぎが上手な人ほどけのびの距離とスピードが速くなります。

金メダリストの北島康介選手は「けのび」だけで25メートル進めると言われています。

クロールを速くラクに泳ぐには、ともかく「けのび」で距離を稼ぐことなので、何度も練習してみてください。

けのびを、より早く、より遠くに進むには、頭の上にある物を飛び上がって取るイメージを持つといいです。

また、カベを蹴るときは、蹴るというより押し出す感覚の方がスムーズになります。重量上げの選手がバーベルをエイッと、持ちあげるイメージですね。

「けのび」の姿勢や手のホールドの仕方は、ユーチューブなどの動画でチェックできます。「ストリームライン」で検索するとすぐに見つかります。

10メートル進んで水平に浮いてこれたらグッドです。「けのび」が上手くなると、同時に水中動作のバランス感覚が良くなり、泳ぐのが劇的にラクになります。


バタ足は軽くつま先は後ろに

クロールをラクに泳ぐには、キックをあまり打たない(2キック)のが良いのですが、それでは足が沈んでしまったり、早く泳げなかったりします。

そこで、気をつけたいのは、キックの回数に関わらず「軽く」打つことです。クロールは下向きの泳ぎなので、足は自然と沈んでいきますよね。

つまり、下向きのキックにチカラはあまり必要ないのです。それより、膝の裏側を意識して上向きのキックを強くします。

また、バタ足をするとき、腰からムチのようにしならせて、足首はブラブラに、という説明があるかと思います。

これは、その通りなのですが「つま先」は、後に向くことを意識してください。意識せずに足首をブラブラにしてしまうと「つま先」が下をむいてしまい、大きな抵抗になってしまいます。

泳ぎは、いったん失速すると、勢いを取り戻すために、さらに大きな力が必要になってしまいます。

けっこう重要なのですが、あまり指摘するコーチがいません。泳ぐスピードはもちろん、疲労度にも影響するので、気をつけてみてください。


身体を上手に使う

泳ぎの早い人を見ていると、けっこう水しぶきをあげて、力強く泳いでいるように見えますよね。

でも、実はアレ、そんなに力は使っていないのです。泳ぎの速い人は、うまく身体の力を抜いて、惰性を利用しているのです。

なので、力で泳ぐのではなく、身体は浮くようようにリラックスした方が、ラクに速く泳げるようになります。

また、筋肉は、力を入れ続けると疲れやすく、緊張と弛緩を繰り返すと疲れにくい、という性質があります。つまり腕や足のどこかに力が入りっぱなしだと、すぐに疲れてしまうのです。

水泳のコーチは自然とできているので「力み過ぎないように」という曖昧なアドバイスしかくれません。

使うところに一瞬だけチカラを入れて、他の部分はすべて脱力(惰性)して泳ぐのが疲れないポイントです。


手のかきについて

こちらは少し技術的になるのですが、クロールの手のかきについて補足しておきます。

クロールで水をかくイメージとしては、肩の付け根から回して、指先を入水し、体の真横をかくときに、一瞬力を加えて、あとは脱力します。

よくあるのが、コーチに「腕を真っ直ぐ伸ばすように」と言われて、腕に力を入れてピンっと伸ばしてしまうことです。

でも、これはダメです。クロールでは、腕を伸ばしているときは脱力するのが基本です。

具体的に、どうすればいいのかというと、手を伸ばしている方の身体の横、ワキから腰までをグーっと伸ばしてみてください。

そして、手のひらは、肩よりも外側、水平より外側を向くイメージで伸ばすと、まっすぐに伸ばすことができます。


ポイントのまとめ

  • けのびをしっかり練習すること
  • 体幹を使ってからだが曲がらないようにすること
  • つま先は後ろへ向けておくこと
  • 力まずに泳ぐこと
  • 腕を伸ばすときは身体の側面を伸ばすこと
  • コーチのアドバイスを素直に聞くこと

コーチによって言うことがちがう

もうひとつ、コーチによって指導方法がちがう、という問題にも触れておきますね。

僕は、どのコーチの指導も、ひとまず言われた通りにやってみます。ともかく、やってみて、それが自分にとって必要か確認して、ダメならば、なぜダメなのかを考えて練習しています。

水の中は、陸上と違う感覚があるので、最初はとても不自然に感じることが多いですよね。

それに、大人になると、なかなか固定観念を捨てられなくなるので、意識して不自然さにとらわれず「ともかくやってみよう!」という思考でがんばっています。


最後に

いろいろ説明しましたが、クロールに限らず、泳ぎのスタイルに正解はない、というのが本当のところです。

人それぞれ、身長も体重もちがいますし、手の長さ、足の長さ、骨格の作りまで、ひとりとして同じではありません。

共通しているのは、水に対して抵抗にならない動作と姿勢だけです。

長く泳いで、自分に合った泳ぎを模索するのも、水泳の楽しさです。

水中での効率的な動作を身につけて、スイスイ泳げるようになるといいですね。


みなさんの楽しいスイミングの、参考になれば幸いです。