散るろぐ

こころふるえる感情メディア

毛糸のモコモコパンツ

みなさん、子供のころってどんな感じだったのでしょう。

今日は、僕が小学2年生のときの話をします。性的な意味でなく、子供のおかしな行動として読んでいただければ幸いです。

ある日のことです。僕のクラスの前の席は、高柳さんという女子だったのですが、イスのうえに両膝を立てて、机に肘をついて、まえの席の女子と会話していました。

それが、なんというか、お尻を突き出した状態だったんですよ。それを見て、僕は、これはチャンスだな、と思ったんです。

かなり、丈の短いスカートをはいていたので、そーっと、裾をつまんでめくってみたんです。

これがもう、大いにウケました。拍手喝采ですよ。

みんなもう笑顔なんです。宮園くんは、お腹を抱え込んで足をバタバタするし、森下くんは目をぐるぐる回して失神寸前になりました。

僕にも、子供ながら、スカートめくりに罪の意識はあったのですが、こんなに盛り上がるなら、罰されても、やる価値があるよな、そう思ったのです。

それで、お約束じゃないですが、女子がイスのうえに乗って、前の子と話していたら、スカートをペロっとめくるのが、僕の当番になりました。

そんなある日、女子の松下さんが、お尻を突き出して、前の席の女の子と話していました。ただ、松下さんは、後ろから二番目の席だったので、スカートをめくっても、誰も見れないんです。

サッカーで言うところの、無観客試合になってしまうんですね。僕も、ギャラリーがいないのに、リスクとるのは気が進みませんでした。でも、チャンスであることに変わりなくて、スキルアップというか、場数を積むためにアタックすることにしました。

まず、ささーっと教室の後ろへ回りこんで、気配を消しながら松下さんの背後に近付きました。それから、サッと小指にスカートの裾を引っかけて、持ち上げました。

するとどうでしょう。そこにあったのは、期待したパンツではなく、ブルマーというか、なにか毛糸のモコモコしたハーフパンツっぽいのをはいていたんですね。

なんだ、パンツじゃないじゃないか、という落胆もあり、でも、何だこれは?、何だこれは?、となって、つい離脱するのが遅れてしまったんです。

その、一瞬の迷いが命取りになって、担任の先生(女性)に見つかってしまったんですね。

あー、怒られるな、と思って、僕も身構えたんですが、彼女は突然に、僕の名前を大きな声で誰何して、クラスのみんなの注目を集めたんですよ。

そして、叱るのではなく、「あそこに変態がいまーす!」みたいに煽ってきたんですよ。

彼女はおそらく、僕を叱って罪を認識させるのではなく、煽って「恥の意識」を植え付けようとしてきたんでしょう。叱っても効かないので、変態、変態と煽ることで、恥を感じさせようとしたようです。

しかし、僕は、スカートはめくりましたが、パンツは見ていないんですよ。ブルマみたいな毛糸のモコモコはいてるので、なんの達成感もないワケです。

教卓からこっちを見ると、僕がスカートのなかのパンツを覗いてるように見えるのですが、真実は毛糸のモコモコなんです。

松下さんは、パンツを見られたら困るでしょうが、そうならないように、毛糸のモコモコで、いわば自衛してたわけですよ。

つまり、パンツ見ていない僕、パンツを見られていない松下さん、僕がパンツを見ていると思い込んでいる担任。この三者に、重大な認識の違いが生じているんですね。

しかし、僕は、スカートをめくっている事実がありますし、松下さんは、担任の先生の変な煽りで、性的な恥辱の被害者みたいになって、でもはいてるのは毛糸のモコモコなんですよ。

そして、クラスのみんなは、あれ?怒られてるの?どうしたの?みたいになって、ポカーンとしてるんです。

松下さんが、毛糸のモコモコじゃなければ、僕も少しは省みたんでしょうけど、パンツは見てないので、違うよって思うのです。

けっきょく、その件では、僕が悪いことで落着したんですが、本当にパンツは見てないので、モヤモヤしました。

担任の先生の、トリッキーな煽りで、松下さんも被害者になってしまいました。本当は毛糸のモコモコでノーダメージだったのに、です。

僕は、それっきり、スカートをめくるのは止めました。ただそれは、叱られて反省した訳でなく、誤解されるのが嫌だったからです。

まだ、他にも、パンツエピソードはあるのですが、今日はここまでです。