散るろぐ

こころふるえる感情メディア

ひとりの部屋に帰るとホッと落ちつく

f:id:cild:20161130115637p:plain


タイトルの通りなのだけど、家に帰るとなんだか落ちつく。

ひとり暮らしのまえは、部屋に帰ったら寂しい思いをするのかな、なんて思っていたけど、ぜんぜんそんなことはなかった。

エレベーターのないマンションだから、階段の昇り降りしなきゃならない。業者さんのおかげで掃除は行き届いているけど、築年数が古くて剥げてしまったコンクリートの廊下。

1DKの集合住宅は、子供の声も聞こえなくて、それぞれの部屋の窓には、まばらに明かりがついているけど、不思議と生活の匂いは感じられない。

自分の部屋まであがって、ドアにキーをさしこむと、この辺りから、もう便意がやってきて、はやくトイレに駆けこみたくてたまらない。

急いでカギを開けて、玄関でもどかしく靴を脱いだら、カバンを放り投げてトイレに駆けこむ。

「ふぅ…… 落ちつく……」

こんな風にして僕の時間は流れていく。

トイレの便座に座っていると、安らぎと平穏に包まれて、しあわせな気分になるんだ。


マイペース

ひとりの何が良いって、誰にもペースを乱されないことだよね。本を読んでもいいし、シャワーを浴びてもいい。

いや、そのまえにインターネットを見る。ネットとメールをチェックして、ブログを書く。

おっと、そのまえにコーヒーをわかそっかな。

お気に入りのポットをコンロにかけて、お湯がわくまでのあいだ、カップにコーヒー粉をセットしておく。

コンコン、コンコンと、ポットが音をたてて、部屋のなかが温まっていく。そのあいだ、ポットの下で揺れるコンロの火を、飽きるまで眺めている。

細口のポットから、コーヒー粉にあつあつの湯を注ぐと、モクモクと膨らんで、せまい部屋中にコーヒーの香りが漂いはじめる。


マイスペース

コーヒーが完全に落ちきるまで、キッチンから部屋に戻って、服をぜんぶ脱ぐ。上着はハンガーにかけて、ズボンは折り目をそろえて3つに畳む。くつ下は、そのへんにほっぽっておこう。

裸足でペタペタ、キッチンへ戻り、コーヒーの入ったマグカップを持ってくる。

ニトリで買った安物のマットレスに、背中に枕をあててカベに体をあずける。それからスマホを取り出して、コーヒーを片手に、ぽちぽち…、ぽちぽち…。

ひと通り、ニュースとブログを見てから、自分のブログを書こう。今日はどんな言葉を放りこんでやろうかな。

昨日はみんな喜んでくれた。

踊れ、踊れ、きゃっきゃっきゃ


マイライフ

そんな感じで暮らしている。

あとは、仕事にでかけて、プールに行っていっぱい泳いだり、ランニングかな。筋力もついてきて、5キロくらいなら、休まず走れるようになった。ポケモンGOもやってるよ。

だから、引きこもりではぜんぜんないけど、家にいると落ちつくんだよ。あたたかい部屋で、スマホやタブレットから、外界の様子を見ていると、まるで神様になった気分だよ。

でも、外に出ると、たちまち、ちっぽけな僕に逆戻りしてしまう。

屋外を走れば、しあわせそうなファミリーや、恋人たち、可愛い女の子も見かけるよ。職場に若い女の子がいないから、余計に可愛く見えるんだろうね。

ただ、それは風景であって、僕にはとても現実的には思えない。だから、また部屋に帰って、インターネットでみんなの活動を、見たり、読んだりしているんだ。


今日も、早くお家に帰りたいな。