散るろぐ

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あの人とは二度と口をきかない

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「あの人とはもう二度と口をきかない」

「あの人とは関わりを断つ」

「アイツは切った」


そんな言葉を、たまに口走る女性がいるよね。

あたかも武勇伝のように、決断した自分がまるで正義かのように誇らしげ。

僕は、そんな彼女たちを見るたびに、それは決断でも正義でもなく、ただの身勝手だと思う。


人を嫌いになることは、誰にでもあって、世の中には自分と性格が合わない人が、一定数いるのは、受け入れなければいけない現実だよね。

でも、それを言葉にして、まわりに吹聴したり、相手へ伝えたりすると、ぜんぜん意味合いが違ってくる。


人を好きになるのも、嫌いになるのも、個人の自由で、誰からも強制されるものじゃない。嫌いならば、距離をおけばいいだけの話だから、まわりや相手へ伝える必要もない。

それを、あえて口走ってしまうのは、自分の好意が相手にとって高い価値があると思っているからだろうね。でも、先に書いたように、人を好きになるのも、嫌いになるのも、自分なのだから、相手はどうすることもできない。

つまり、「あの人とは二度と口をきかない!」と宣言するのは、極めてトンチンカンな一人芝居になっているんだよ。

キミは何と戦っているんだ?


一方で、どんなに「合わない」と感じても、それを態度に示したり、口にしたりしなくて、友好的な関係のまま、距離をとるだけの人もいる。

そちらの方が、感情的に無視するより、よほど勇気と忍耐がいることだと思う。でも、世の中には、コミュニケーションを、そういうふうにとれる人もいるんだよ。

なぜ、それができるかと言うと、相手の気持ちを考える余裕があるから。先に書いたように、好きも嫌いも自分の勝手だから、それで無闇に他人を攻撃したりしない。


もう、わかったと思うけど、

「あの人とは二度と口をきかない!」

と、口走るとき、それは自分のことしか考えていない、身勝手でとても恥ずかしい言葉なんだよ。

口で言っても、わからないだろうから、読み返して理解できるように、文章にしておくよ。


何度も噛みしめて、こころに刻んでおくように。