散るろぐ

ここが僕のアナザースカイ

クロールを疲れずに泳ぐ方法

先日、こちらに「疲れずに泳ぐ方法」というキーワードで訪問されたかたがいました。子供は疲れを知らないので、大人の方ではないかと想像しています。

疲れずに泳ぐ…

言われてみると、僕も水泳を始めたころ、どうやったら疲れずに、長く泳げるのかを考えていました。

そこで今回は、大人向けに、クロールで疲れずに泳ぐ方法を解説してみようと思います。

ちなみに僕は、35歳から水泳を始めて、100メートルを1分20秒、1000メートル(1キロ)を17分ほどの泳力です。


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水の抵抗を減らす

クロールを泳ぐとき、意識するのは「けのび」の姿勢です。下半身が沈むと抵抗になるのはご存知かと思います。けのびも足が下がっていると距離が伸びません。

クロールは、この「けのび」の姿勢のまま、手足を動かし、手のかきで足を引っ張っていくイメージです。

また、疲れずに泳ぐには、足をまったく動かさないのがベストです。しかし、初め難しいので、バタ足を最小限の動きで軽く打つようにします。

水に対して、つねに真っ直ぐなラインを保ち、水にぶつからないようにすると、体力の消耗が劇的に少なくなります。


浮力を利用する

人間のからだは、肺に空気が残っていると、全体の2パーセントは、必ず水面に浮く構造になっています。つまり、その2パーセントの部分で呼吸できる口と鼻を出すようにすれば、溺れる心配はありません。

しかし、パニックになっていると、水面より上に手をあげてしまい、顔が沈んで呼吸ができなくなり、溺れてしまうのです。

クロールで泳ぐときも同様に、手や頭を水面へあげすぎると、カラダはどんどん沈んでしまいます。足が沈むのも、その動作が原因です。

つまり、疲れずに泳ぐためには、体が沈まないように、呼吸するときにガバッと頭を上げすぎず、水面に近い位置で呼吸します。

すると、結果的に楽に泳げるようになります。


慣性の法則

速く泳げるひとは、全力で泳いでも、軽く泳いでも、速さはそれほど変わりません。競技であれば、その数秒が勝敗を分けますから、全力で泳ぎます。

つまり、普通にクロールで泳ぐ場合、チカラは必要ないのです。その代わり、できるだけ抵抗を減らして浮力を利用します。

クロールの場合は、腕をまえに送る動作が、そのまま推進力に変わりますので、けのびの姿勢で抵抗を減らし、浮力を利用して体を浮かせ、力まずに泳ぐと楽になります。


歩くように泳ぐ

日ごろ、あまり運動していないと、20キロを「走る」のは大変です。しかし「歩く」のはさほど困難ではないと思います。

泳ぎ慣れたひとは「ゆっくりなら何キロでも泳げる」と言います。これは「歩くなら何キロでも歩けます」、と言うのと同じ意味なのです。

  • 歩くような泳ぎ

実際のところ、水泳は呼吸の不自由さがあるので、歩くように泳ぐのは難しいのですが、歩く程度には疲れずに泳げるようになります。

そのためには、泳ぎと呼吸のリズムを一定にすることが大事です。苦しくなったら顔をあげるのではなく、同じタイミングで呼吸すると、グッと楽になります。また、呼吸を同じリズムに保つと、余計な力が必要なく、体力の消耗を少なくできます。

  • 体力や筋力に頼らない

僕の通っているスクールには、70代の女性でクロールを1キロを20分で泳ぐ方がいます。

20分ということは、50メートル60秒のペースです。しかし、特別に体力や筋力が強くはありません。つまり、体力や筋力に頼らなくとも、そこそこ速く、そして長く泳げるのです。


練習方法

練習をしていると、25メートルなら速く泳げるけれど、100メートルになると途中で立ってしまう方がいます。これを泳げるとは言いません。むしろ溺れる危険もあります。水慣れしているぶん逆に心配になります。

X 25メートルなら速く泳げる
O ゆっくりでも250メートル泳げる

また、ときどき、全力でバタ足をして真ん中で立ち、勢いよく前に飛び込んで、また全力でバタ足をしている方を見かけます。これでは練習の意味がまったくありません。

バタ足だけでなく、練習のときは、力を一定に保ち、浮いたまま呼吸して、立たずに泳ぎ切るようにしましょう。

どの泳ぎも同じですが、呼吸したときに必ず失速します。そこから元の状態に復元するのが練習になります。

もちろん、途中で進まなくなったときは立っても構いません。そこで、なぜ進まないのかを考えて、原因が解らなければ、コーチに聞くことが大切です。


まとめ

自分なりに疲れずに泳ぐ方法を解説してみましたが、いかがだったでしょうか。

たくさん泳ぐのが上達への最短ルートなのですが、疲れずに泳ぐイメージを持って練習すると、より早く上達できると思います。ポイントを整理すると…

  • 水に対して体を真っ直ぐに保ち抵抗を減らす
  • 体の浮力を生かすため、呼吸を水面近くで行う
  • 力に頼らず(力を抜いて)、無駄な動作を減らす
  • 一定のペースで泳ぎ、呼吸も同じリズムにする
  • 練習は、力を入れずに、途中で立たずに泳ぎ切る


…こんな感じになるかと思います。

こうやって整理してみると、速く泳ぐ方法と疲れずに泳ぐ方法は、ほとんど同じです。あまり意識したことがなかったので、自分でも驚いています。

ともかく、疲れずに泳げるようになるといいですね。長く泳げるようになると、目標も立てやすくなり、また違った楽しみができてきます。

楽しいスイミングで、健康な体を作りましょう!