散るろぐ

ここが僕のアナザースカイ

勝間和代が強すぎて

時は2017年。嵐のようなアフィリエイトブームも過ぎ去り、はてなブログにはふたたび平穏な日々が戻ってきました。つるはしを売っていたアフィブロガーは、大陸で見つかったビットコインを掘りに去っていきました。

僕はそんな村の片隅で、庭のタンポポに水をあげていました。するとホッテントリの丘から5〜6人のはてな村民が火だるまになって転がり落ちてきたのです。僕は急いでジョウロの水をかけて消火しようとしましたが、もう手遅れでした。くわしい事情を聞くこともできず、こと切れてしまったのです。

これはタダごとではないと感じた僕は、納屋の上がりかまちに立てかけた手斧を携え、ホッテントリの丘へ向かったのです。

ふもとにたどり着くと、そこはもう火の海でした。空は紅に染まり、あたり一面は黒い煙で覆われ、草の焦げる匂いが充満していました。美しい小川の土手に咲いていた可憐なきんぽうげは、無残に萎れていました。

僕はふつふつと湧きおこる怒りに身をまかせ、全速力で丘を駆け上がりました。そこで見たのです。巨大な勝間和代が、はてなブログへ馬乗りになり、雄叫びをあげながらドラミングしている姿を。その足下では、女こどものはてな民が、勝間和代のメルマガをむしゃむしゃと口に運んでいます。

僕は、手斧を振りあげ、巨大な勝間和代へ「写像ってなんですか!」と、叫びながら投げつけました。しかしそれは和代の屈強なシックスパックに弾かれ、乾いた音を立て砕け散ったのです。

騒ぎを聞きつけて集まった、一般はてな民も、つぎつぎと手斧を投げましたが、巨大化した勝間和代は、それをやすやすと吸収してしまいます。そして、親指シフトでキーボードをへし折り、ロゴスを手で丸めて次々と投下しました。それは2ヶ月で200エントリーに達し、はてなの原野をくまなく焼きつくしたのです。

僕は、その勢いに恐れおののき、ふもとへと逃げ帰ってきました。やっと平穏の訪れたはてなブログに、まさかあんな巨人があらわれるなんて…。

その日から、勝間和代の啓蒙がはじまったのです。年端もゆかないはてなブロガーは、もう感化されはじめています。さっきも、幼いはてな女子が「シュガーフリー!シュガーフリー!」と、シュプレヒコールをあげながら通り過ぎていきました。

はてなブログは、このまま支配されてしまうのでしょうか。勝間和代の独裁統治がはじまるのでしょうか。僕はその様子を、ここから静かに見守るしかないのです。