散るろぐ

ここが僕のアナザースカイ

カットが5,000円に値上がりしていた

髪の毛って、どれくらいのペースで切るのがちょうど良いのかな。1ヶ月おき? それとも40日おきかな。

ともかく、僕は2ヶ月おきに美容室に通っているのだけど、きのうは、3ヶ月ぶりだった。いつもより1ヶ月のびてしまったのは、ネットで見る海外ドラマにハマってしまったから。

あの手のドラマは、かるく50時間を越えてくるのが何作もあるから、とにかく、空き時間のたびに視聴していたら、ほかにぜんぜん手が回らなくなってしまった。髪も伸び放題で、きのうやっと予約してカットしてきた。


ひさしぶりに行くと、新しい女の子が入っていて、もともと2人いたのが3人になっていた。ひとりは僕のカットをしてくれる古株で、そのアシスタントと、新しい女の子の3人。

古い方の2人は、清潔感があって、顔もそこそこ可愛いけれど、あまりパッとしない。町ですれ違っても気づかないような、記憶に残らないタイプというのかな。

ところが、新しい女の子は、すごく可愛いわけではないけど、女性らしいというか、色気のあるタイプなんだよ。

だから、一度この大物新人を知ってしまうと、いつもの2人がゴボウと人参に見えてしまう。いや、容姿やおっぱいの大きさは大差ないんだけど、期待値とでも言うべきステータスが圧倒的に勝ってるんだよ。

僕のシャンプーは、その大物新人の女の子が担当してくれて、彼女のしなやかな指先の感覚と迷いのない手順が、美容師としてのポテンシャルの高さとプロ意識を物語っていた。

そして、彼女との距離が近くなるたびに、僕の中心は、せつなく泣いていた。下腹部がキュっとなってクンっと痙攣してしまう、あの感じ。男性なら同意してくれると思う。

ずっとこの美容室にお世話になってるけど、こんなの初めてだよ。同時に、もしもこの大物新人の存在感がもっと増してしまったら、平和だったここのパワーバランスが崩れて、悲劇が起こりそうな予感もした。

ちょっと前置きが長くなってしまった。

実は、今日話したかったのは、大物新人のことじゃなくて、カットの値段についてなんだよ。

カットが終わって、お会計をして、1万円出したら、お釣りを5千円くれた。でも、こまかいお釣りをくれないんだよ。たしか4千何百円だったと思うんだけど…。

つまり、今までの4320円から、5000円にアップしたってことなんだ。差額の680円は、値上げしたのか、お釣り忘れなのか、あるいは僕が1ヶ月遅れたペナルティなのか…。

でも、チラっと見えた伝票らしき紙には、4320って手書きしてあったんだよね。だから、もっとも可能性が高いのは、お釣り忘れ。

なんだけど、値上げの説も捨てきれない。それというのも、そこの美容室は、オーナーさんが美容師を雇って経営してるんじゃなくて、それぞれ自分のお客さんを持ってる美容師さんが集まってる感じなんだよ。

そこで、それぞれお会計してるから、移籍前の働いていた店の相場によって、単価がバラバラなんだと思う。

大物新人も、そんな契約でドラフトしてきたらしくて、もしかしたら、あっちはカットのみでも5千円なのかも知れない。そうすると、前からいた僕の担当も、「あたしだって…!」という気持ちになって、急遽値上げしたのかも。

いや、まさかそんな、と思うけど、あの子は天然というか、よく言えば単純な性格だから、それくらいやりそうなんだ。

1ヶ月遅れたペナルティも、なきにしもあらずで、空いたぶんを割り増ししたのかも知れない。

ちゃんと聞けばいいのに、って、僕も思うんだけど、それを聞けないのが僕という人間なんだ。

いや、680円くらい余分に払ってもいいんだよ。でも、よく考えたらカットに5千円って高すぎないかな。本当に僕のアタマに、5千円かける価値があるのか?ってこと。もう、駅前の1000円カットでいいんじゃないのかな。

もしかして、僕が大物新人に参っていたのを見抜かれて、もう来るなという意味なんだろうか。だとしたら悲しい。彼女をずっとひいきにしてきたのに。

次にどうするか、本当に悩んでいる。