散るろぐ

ここが僕のアナザースカイ

面白いと思ったAmazonプライムの海外ドラマを教えるよ

今年3月、Amazonプライムをはじめて、なんとなくプライムビデオを観ていたら、見事にハマってしまった。海外ドラマが良いというウワサは聞いていたけど、まさかこれほど凄いとは思わなかった。

せっかくなので、視聴したタイトルを紹介をしてみたい。僕が見て「良い!」と思ったタイトルだから、誰にでもオススメできるワケじゃないけど、参考にしてもらえると嬉しい。視聴は、すべて字幕版で、端末はスマートフォン。キャラクターの濃い作品が好みです。


ゲームオブスローンズ

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Game of Thrones 

Season1 10話
Season2 10話
Season3 10話
Season4 10話
Season5 10話
Season6 10話
Season7 7話

およそ55時間、剣と策謀の物語

プライムにjoinしたキッカケのタイトル。親しい友人が絶賛していたから、面白いと確信していたけど、期待を裏切らない最高の体験だった。

巨額を投じた、ビジュアルの音と質感が、迫真のリアリティで画面から迫ってくる。

物語りの舞台は、中世の欧州あたり。

地理的にはイギリスをイメージしてもらって、島の中に5つの国があると思ってほしい。そして、どの国の王もひとつの王座を狙っている。

空飛ぶドラゴンとかアンデットも出てくるけど、基本的には人間vs人間の、策略と暴力にみちた血みどろの群像劇。主人公は決まっていなくて、同じ時間軸のストーリーがそれぞれ進行していく。

女優さんがすっぽんぽんになるから、大人向けではあるけれど、セクシーな要素じゃなくて、あくまでリアリティを追求するための演出になっている。

個人的な感想としては、ドラゴンとホワイトウォーカー(アンデット)は、いなくてもよかったと思う。それがないとファンタジーじゃなくなるしストーリーも変わってしまうけれど、ゲームオブスローンズは、それくらい役者(人間)に魅力がある。

サーセイ、アリア、デナーリス、ジョン・スノウ、ラニスター家の人々など、本当に魅力的なキャラクターが多くて惹きつけられる。そして誰もが身勝手な野望と、各々の正義に生きている。

身を守るのは、己の剣と機転だけ。もしもそんな世界に生まれたら、僕ならどうやって生きてくだろう。そんな問いを自分へ投げかけたくなる、重厚な世界観だった。


ロスト

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Lost 

Season1 25話
Season2 24話
Season3 23話
Season4 14話
Season5 17話
Season6 18話

およそ90時間、時間と謎のタイムトラベル

とにかくクソ長い印象のロスト。はじめは、どんな結末になるんだろう、ちゃんと考えていあるんだろうかと不安になったけど、最後に謎が解かれてホッとした本作。

無人島に飛行機が墜落して、生き残った人たちがサバイバルするという、安易な設定なんだけど、SFやファンタジー、恋愛とアクションまでぶちこんで、ごった煮にした、ポストアメリカンな作品。

無人島だから、女優さんはみんなすっぴんで泥だらけなのに、やけにセクシーなのがすごい。後半に真田広之が登場してひっくり返る、びっくりの展開もある。

どこかどう面白いのか、長すぎて途中でマヒしてしまうけど、役者のパワーでゴリゴリ押していく、長編SFミステリー。完結。


ヴァイキング

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VIKINGS 

Season1 9話
Season2 10話
Season3 10話
Season4 20話
Season5 10話

およそ54時間、角笛の進軍

ゲームオブスローンズに次いで好きになったのが、こちらのタイトル。主人公のラグナルと、妻の女戦士ラゲルサの魅力で引っ張っていくストーリー。スローンズが飛び道具と剣なら、こっちは斧と盾の肉弾戦。

舞台は北欧のかなり古い時代。伝承になるくらい昔なんだけど、そこでも人々は力強く生きている。

映像も役者も、全体的にいい感じなんだけど、気になったのが、毎回、ラグナルが出兵するたびに自国の守りがおろそかになるところ。

遠征でせっかく勝利しても、本国で裏切りがあって、本拠地が焼き討ちされて、ぜんぶ水の泡になるんだ。僕が軍師なら、まず、富国強兵して本拠地の守備を固める。後方の憂いをなくして、それから西へ進軍すべきなんだ。

それと、パリへ攻め込むあたりから、戦いがちょっと強引になってきて、主人公のラグナルが没したところで魅力が半減してしまった。ラグナルの息子たちなんだけど、大学のアメリカンフットボールチームのメンバーみたいなんだよ。偉大な父と、平凡な息子という、悪い意味でのリアリティがあって、物語りの登場人物としてはちょっと…。

やっぱり英雄譚には、英雄じゃなくても、芯の通ったリーダーがいないと。そういう意味で、ラグナル・ロズブロークは最高のヒーローだと思う。


ザ・ニック

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The Knick 

Season1 10話
Season2 10話

手術は博打。16時間のギャンブラー

産業革命以後、アメリカの病院が舞台。外科院長のサッカリーが、コカインをキメながら縦横無尽にメスをふるう。

1900年代初頭って、まだ医学が実験段階で、手術がかなりヤバい。初歩的な麻酔をミスって患者がコロっと死んだり、輸血の技術がなくて、出血多量であえなく…、なんてこともしょっちゅう。すべてが実験的で、患者がまるでモルモットのよう。

最近やってるテレビ番組の「ブラックペアン」では、嵐の二宮くんが「手術は博打だぁ」と言っていたけど、こっちでは、ちょっとした手術が本当に一か八かの賭けになっている。

だけど、救いたいという気持ちはあるから、自分の処置でバタバタ失われる命に、サッカリーは病んでしまって、それが薬をやってしまう原因にもなってる。まさにシラフじゃやってられない状態。

描写がなかなかにグロいから、見ながら食事するのはオススメできない。お肉が食べにくくなる。完結。


ザ・ワイヤー

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THE WIRE 

Season1 13話
Season2 12話
Season3 12話
Season4 13話
Season5 10話

俺らのシマで45時間の麻薬売買

米国のボルティモアを舞台とした刑事ドラマ。刑事ドラマなんだけど、半分は麻薬組織についての物語りになっている。

ボルティモアってとこは、たいそう治安が乱れていて、黒人の少年が街角(ストリート)に立って、昼間から堂々と麻薬売買をやっている。その裏舞台と、それを捕まえる麻薬取締りチームの駆け引きが見どころ。

政治、警察、組織犯罪。ボルティモアはどこも汚職まみれで、なにが正しいのかわからなくなる。

この作品も、役者のレベルが高くて、とくに黒人の役者がめっちゃ良い味を出してる。人物設定も魅力的で、悪役をなぜか好きになってしまう。それが容赦なく死んでしまうから泣ける。

個人的に、オマールという麻薬強盗がお気に入りになった。強盗するのが違法薬物だから、被害者が警察へ通報できないというアイロニーを含んでいる。

灯りが消えて、まっくらなストリートの路地裏に、口笛を吹きながら現れるオマール。長身の黒人で、ロングコートに腰パン、右手にショットガンのスタイルがカッコいい。

ちなみに、オマール役の俳優は、顔の真ん中に縦20センチくらいのキズがあるんだけど、それは本物で、誕生日のパーティーのとき暴漢にナイフで切られたらしい。

とにかく、悪役がぜんぶ本物っぽくていい。もちろん、主役の刑事マクノリティも活躍するけど、出てくる役者がぜんぶ上手い。Season4には、ゲームオブスローンズのリトルフィンガーも登場する。

完結していて、事件は解決したのに、振り出しに戻るようなデジャヴが秀逸だった。完結。


ドイツ1983年

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Deutschland 83

Season1 8話

可愛いゾーニャの8時間


ベルリンの壁で、ドイツが東と西に分かれていた時代のストーリー。共産圏の東ドイツに住む主人公が、スパイに選ばれて西ベルリンに送りこまれる。

大まかなあらすじは、身分を隠したスパイ映画なのだけど、その時代の思想がシリアスに、ときにユーモラスに盛り込まれていて、とても面白かった。

唯一、惜しかったのは、主人公がいきなりスパイになってしまったところで、せめて1話くらいは、準備期間があれば、もっとリアリティが増したと思う。

ドイツ製のドラマをはじめて見たけど、役者さんが面白くて、魅力的でよかった。とくにヒロインの、ゾーニャ・ゲルハルト(Sonja Gerhardt)めっちゃ可愛いくて、スマホの待受けにしたくらい。

ストーリーのテンポも良くて、長すぎず退屈することなく最後まで楽しめる作品。完結。


スニーキー・ピート

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Sneaky Pete

Season1 10話
Season2 7話

13時間のなりすまし


主人公の詐欺師マリウスが、刑務所から出所したあと、刑務所で出会ったピートという強盗になりすまして、ピートの実家へ帰るところから物語りがはじまる。

ピートの家族は、保釈金の代払いを稼業にする一家なのだけど、お金や家族の関係に、さまざまな問題を抱えている。ピートになりすましたマリウスは、自分のトラブルと、なぜかピートの家族のトラブルまで、得意の機転と詐欺のテクニックで同時に解決していく。

イギリスの小説などにある、いわゆるコンゲームの長編版。

コンゲーム
con game (confidence gameの略)信用詐欺。取り込み詐欺師。相手を信用させて詐欺をはたらくこと。また、策略により騙したり騙されたり、ゲームのように二転三転するストーリーのミステリーのジャンル。

ストーリーは分かりやすいのだけど、序盤がトリッキーな編集になっている。前提として、主人公のマリウスは、ギャングを騙すのに失敗して刑務所に入った。そのときの詐欺仲間と、マリウスの弟は、そのギャングに捕まって無理やり協力させられている。

これを頭に入れておくと、スムーズに理解できる。

1話ごとに、個別のエピソードがあって、それらがSeason1からSeason2まで、大きなひとつのストーリーになっていて、最後までキッチリ組み立てられている。

ただ、後半のエピソードで、バッファローの巨大な剥製を消すシーンがあって、いくらショーでも無理があると思った。

全体的には、マリウスが面白くしてくれるので、ダレることなく最後まで一気に見れる。完結。


モーツァルト・イン・ザ・ジャングル

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Season1 10話(1話あたり30分弱)
Season2 10話
Season3 10話
Season4 10話

アーティストって連中にあきれる20時間


クラシック音楽のドラマってなんだろう?と思って、期待値ゼロで見はじめたら、予想外に面白かった本作。

とにかく、アーティストって呼ばれるような人種は、性に奔放すぎてけしからない。それが、上品なクラシックのオーケストラなんだから、困ったものだよ。

おおまかなストーリーは、ニューヨークの名門オーケストラに入りたい女性のオーボエ奏者と、欧州からやってきた指揮者(マエストロ)との、恋愛物語り。

この二人が中心になりつつも、オーケストラの愉快な仲間たちと、それを取り巻く、関係者たちの群像物語り。

このドラマの内容が、どれくらい真実味あるのか、わからないけれど、クラシックの音楽関係に詳しい人にとっては、あるあるなのかも知れない。

マエストロはちょっと変わってる、天才肌のアイデアマン。公園で音楽パーティーをしていた、20人くらいの知らない人達を、楽団の借りてくれてる高級マンションへ招待したりしてしまう。(もちろん追い出された)

ともかく、形は違っても、音楽を心から愛する人々の物語りだから、ぜひ一度見てほしい。感動するシーン、泣けるシーンもあってオススメです。

※追記
本作は、アメリカ人オーボエ奏者、ブレア・ティンダルの自伝「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル ~セックス、ドラッグ、クラシック~」を原作としたドラマでした。自伝ですから、エピソードは結構、本当なのかも。


まとめ

画像はすべてオフィシャルサイトより。

今回、書いたタイトルは、どれも本当に面白かったから、プライム会員は本当におトク。どれか一作見るだけでも、3,900円払う価値がある。

話題だったプリズンブレイクと、ウォーキングデットも見たけど、途中で見なくなってしまった。どうもイマイチで、その辺りは好みの分かれるところ。

アメリカのテレビは、日本と違って、有料放送でチャンネルを増やすのが主流なんだとか。そのおかげで、面白くて尖った番組が作れるらしい。

本当に、一話の45分が映画を凌ぐクオリティで、それが60時間とか90時間とかやってるから、続けて観てたら時間があっというまに過ぎてしまう。

それでもまだ、観てないドラマや映画がいっぱいある。恐ろしい時代になってしまったよ。

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