散るろぐ

ここが僕のアナザースカイ

ゲームで知った残酷な感情

「PUBG」ってアプリ知ってる?

もともとはパソコンのゲームなんだけど、アプリ版がリリースされたから、スマホでも遊べるようになったんだよ。

今、それを夢中になってやってる。

シューティングっていうのかな。鉄砲を撃って敵をやっつけるゲームなんだけど、敵はコンピューターじゃなくて人間なんだ。つまり世界中にいるPUBGのプレーヤーが僕とおなじフィールドでドンパチする。

1回のゲームに参加できる人数は100人で、最後まで生き残れたら勝ちになる。

僕も、一度だけ生き残ったことがあって、まだ初めたばかりのころ、ずっと茂みにしゃがんでたら、目の前に黒のロングコートを着た男があらわれたんだよ。

急に来たから「ウワァー」っとなって、画面を叩きまくったら、バッタリ倒れた。そしたら、なんと、それが最後のひとりだったんだよ。

もう、僕の中では、お祭り騷ぎになってしまって、ゲームでうまくいって、あんなに嬉しかったのは、記憶にないくらい。

でも、生き残れたのは、その一回っきりで、いつもは飛行機から飛び降りて、開始1分くらいでやられまくってる。



それで、PUBGの何が面白いの?

って話しなんだけど、どう説明していいのか、そもそも楽しいと思っていいのか、そんな罪悪感を持ってしまうんだ。

僕がこのゲームで「楽しい」って思うのは、目の前に来たプレーヤーをドン!っと撃って、仕留めた瞬間なんだ。

それが良い具合にヒットすると、誰かの操っていた敵がバタッと倒れる。ドンッ!ドンッ!ってやるとね。

相手の描画に、僕の撃ったタマが吸いこまれた瞬間、それまで生き生きと動いていた敵が、まるで糸の切れた人形のように崩れ落ちるんだ。

それが、とてもリアルで、なんというか、認めたくないけど、快感になってしまってるんだ。

今まで、いろんなシミュレーションゲームで遊んだのに、一番楽しいと思ったのが、こんな残酷なゲームだなんて…。

でも、やめられなくて、時間があればいつもやってしまうんだ。

僕は、殺し屋になりたかったんだろうか。